塩素系漂白剤による殺菌などについて

                                                    <p>掲載期限切れとなった回答文書の再掲載です。</p><p>&nbsp;</p><p>塩素系漂白剤を使った殺菌や、殺菌用の希釈液(塩素入り)の</p><p>作り方などに関する内容が含まれています。</p><p>----------</p><p>塩素漂白できない色柄物や他の器具などの場合、<br>「加熱」による殺菌や不活化で対策もされます。<br><br>「 煮沸消毒 」のように高温の湯で殺菌などの場合、<br>花王のHPに出ている資料だと 95℃で2分以上です。<br>後から付け足したPDFのページ内に出てきます。<br><br>まあ、色物衣類を煮沸すれば、色落ちなどは少しあります。<br><br>表面は、十分な直射日光乾燥などでもいいはずだし、<br>ある程度は高温な乾燥機に長めの時間いれたり、<br>アイロン当てても、高温はかなり得られます。<br><br>普通に清潔な生活習慣してれば、それなりの対策だったわけで。<br><br>http://www.kao.co.jp/pro/hospital/pdf/07/07_02.pdf<br><br>もっと低温で長時間にする方法もあって(牛乳の殺菌同様)、<br>パスツール法だと、60℃で10時間です。<br>(食品や生に近いものの昔からある菌の不活化)<br>(日本酒なども出荷前に火入れして発酵を止める)<br>これは、生物の授業でも習う人も多いかと。<br><br>http://www.clubhaemophilia.jp/what/medicine_seisei.html<br><br>医療現場や研究施設などは、<br>オートクレーブ(高温高圧の蒸気滅菌の機械)が使われます。<br><br>----------<br>まず、家庭用の漂白剤で殺菌をしたいのでしたら、<br>「塩素系漂白剤」を使う必要があります。<br><br>色柄物用は、酸素系だから使えないです。<br><br>花王のHPにも説明が出ています。<br>(塩素系と、他の成分の漂白剤の違い)<br><br>http://www.kao.com/jp/qa_cate/clothbleach_02_01.html<br><br>色柄物に使える酸素系(ワイドハイター)はダメという<br>ことになってきます。<br><br>白物用の「 塩素系 」(ハイター、キッチンハイター等)を<br>使ってください。<br><br>ボトル裏面などの細かい表示で、<br>「 次亜塩素酸ナトリウム 」などの、塩素薬品が入っているものです。<br><br>学校のプールの消毒や水道水の塩素殺菌にも使われます。<br><br>次に、必要な塩素濃度の説明が出ているHPを付けておきます。<br><br>他のウィルス対策の例も引用していますが、<br>必要な濃度(1000ppm)は同じなので、同じ作り方でできます。<br><br>http://takamidai-clinic.com/?p=1583<br><br>http://www.vhfj.or.jp/06.qanda/about_ctype.html<br><br>&gt; 塩素系消毒剤: 次亜塩素系の消毒剤使用時の<br>&gt; 有効塩素濃度1,000ppmの液に1時間以上浸漬する。<br>&gt; 有効塩素濃度1,000ppmの消毒液をつくる時は、<br>&gt; 5~6%の次亜塩酸ナトリウム溶液(原液)を50~60倍に希釈する<br><br>薬局(調剤薬局併設のドラッグストア等でも)で、<br>薬剤師さんに質問すれば、塩素成分の薬品についても聞けます。<br>塩素濃度の計算も、成分の重量や比率から出せるので、<br>希釈方法や分量など、計算してもらえばチェックできます。<br><br>塩素が薄くて食中毒事故など、あったりしますから。<br><br>高校で化学が得意だった学生さんに計算してもらっても、<br>算出できるような部分です。(テストに出そうと思えば出せる)<br><br>街なかや近所の小さい病院などだったら、消毒薬作りは、<br>現場の人に直接教わったほうが、よくわかるかもしれません。<br>見せてもらって、その通りにやればいいので。<br><br>多量に頻繁に使うなら、業務用の製品などを、<br>どっかで探すほうが楽かもしれませんが。<br><br>災害時などで感染防御が広く必要な場合は、<br>自分たちでもやれば、安全確保にもなります。<br><br>肝炎ウィルス対策としては、塩素殺菌が必ず必要でもなくて、<br>洗剤で洗って水道水などで洗い流すことでもできますけどね。<br>器具や手指をキレイにするだけなら、頻繁な洗浄も効果あるし。<br>表面の菌を流すだけなら、これでできます。<br><br>衣服などは繊維の中もあるから、時間かけて塩素漬けなども<br>考えるというわけですが。</p>